中国本土株市況

【3月22日の中国本土市場】

 主要指数はいずれも小幅に反落した。上海市場は上海総合指数が前日比0.50%安の3245.21ポイント、B株指数が0.42%安の349.50ポイントと、3日ぶりに下落。深セン市場でも深セン成分指数が0.31%安の1万553.52ポイントと、3日ぶりに反落した。B株指数は反落し、0.30%安の1152.40ポイント。両市場の売買代金は前日比で約1割増加し、概算で5459億元だった。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)の買越額は1200万元と、大幅に縮小。一方、「深股通」(香港経由の深センA株投資)の買越額は6億4100万元に増加した。

 本土市場の値下がり銘柄数は2000に迫り、全般的に軟調な地合いが続いた。上海総合指数はマイナス圏での小動きに終始。トランプ政権の政策実行力をめぐる不透明感から前日の米国株市場でダウ平均が急落するなど、外部環境の悪化がA株投資家のマインドを悪くした。また、四半期末を控えて中国国内の短期金利に上振れ圧力がみられ、流動性低下への警戒感も地合いを重くした。一方で博鰲(ボアオ)アジアフォーラムの開幕を目前に政策期待が広がったほか、複数の企業の好決算・高配当が買いの手がかりになった。

 発電大手の華能国際電力'A'(600011)が16年12月本決算での減益を受けて3.22%安。これに同業他社も連れ安し、上海電力(600021)が1.87%安、大唐国際発電'A'(601991)が1.67%安、桂東電力(600310)が1.34%安に沈んだ。四半期末を控えて資金繰りへの警戒感が広がり、銀行セクターが指数の足を引っ張った。南京銀行(601009)が2.38%安、北京銀行(601169)が2.15%安、中国建設銀行'A'(601939)が1.52%安、中国工商銀行'A'(601398)が1.06%安。規制強化への警戒感から証券セクターも続落し、広発証券'A'(000776)が1.57%安、中信証券'A'(600030)が0.92%安だった。

 一方、ボアオフォーラムを控えて政策期待が高まり、「シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード」(一帯一路)構想のテーマ株が上昇。インフラ建設株が物色され、葛洲ハ(600068)が4.08%高、中国交通建設'A'(601800)が1.12%高、春の行楽シーズンを控えて観光セクターが動意付き、中国国旅(601888)がストップ高、中青旅(600138)が1.27%高。また、好決算・高配当の銘柄が個別に物色され、歌爾(002241)は株式分割(無償交付)の実施も手がかりに1.66%高。上海医薬'A'(601607)は2ケタ増収益の決算に加えて増配も評価され、1.59%高だった。

 なお、上海B株は多くの銘柄が値下がり。それでも上海陸家嘴金融貿易区開発(900932)が好決算を受けて0.89%高となるなど、大型株の一角が底堅く、指数の下げ幅を縮めた。(中国部・畦田)

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