中国本土株市況

【12月17日の中国本土市場】

 主要指数はまちまち。上海市場は上海総合指数が反発し、前営業日比0.16%高の2597.97ポイント。B株指数は続落し、0.23%安の278.73ポイントだった。深セン市場は続落し、深セン成分指数が0.48%安の7592.64ポイント、B株指数が0.27%安の853.90ポイント。両市場の売買代金は先週末に比べ約18%減少し、概算で2382億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)と「深股通」(香港経由の深センA株投資)はいずれも買い越しに転じ、買越額はそれぞれ11億8200万元、3億4900万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。

 先週末のニューヨーク市場はダウ平均が3日ぶりに大幅反落。一方で、年明けからの米国車に対する追加関税を一時停止すると、中国政府が発表。それを受けて米国のトランプ大統領は、米中貿易摩擦が近く合意に達するだろうとツイートした。

こうしたなか、上海総合指数は小安く寄り付き、序盤で下げ幅を拡大。もっとも、中国人民銀行(中央銀行)が37日ぶりに公開市場操作により1600億元の流動性を供給したとの報道を追い風に、直後にプラスに転じた。その後は前日終値を挟み一進一退。終値で節目の2600ポイントには届かなかったが、小幅高で取引を終了した。上海市場と深セン市場は上昇・下落銘柄がほぼ同数。上海市場の大型株で構成される上証50指数は0.10%高だった。中小型株の下げが大きく、中小企業板指数は0.52%安、創業板指数は0.86%安だった。

 上海A株市場の主力セクターでは、時価総額の大きな銀行株が底堅い。四大国有銀行株は中国銀行'A'(601988)が0.83%高、中国建設銀行'A'(601939)が0.75%高、中国工商銀行'A'(601398)が0.37%高、中国農業銀行'A'(601288)が0.28%高。二大石油株は中国石油化工'A'(600028)が1.35%高、中国石油天然気'A'(601857)が0.39%高だった。

 そのほかでは、セメント株が強い。北京金隅'A'(601992)が3.46%高、双馬水泥(000935)が2.45%高、冀東水泥(000401)が2.27%高、祁連山セメント(600720)が1.89%高。一方、当局が療養費の不正請求などの医療詐欺の取締強化を打ち出し、関連銘柄が弱い。鴻翔一心堂(002727)がストップ安、老百姓大薬房(603883)が8.19%安、益豊薬房(603939)が6.22%安、大参林医薬(603233)が5.97%安だった。

 B株市場は上海・深センいずれも全体の5割半の銘柄が下落した。(中国部・関)

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