香港株市況

【1月17日の香港市場】

 主要指数は小幅に反発した。ハンセン指数は前営業日比0.54%高の2万2840.97ポイント、H株指数は0.37%高の9702.19ポイント、レッドチップ指数は0.63%高の3722.11ポイントだった。メインボードの売買代金は前日比で約1割縮小し、概算で506億7900万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)の買越額は、上海経由が14億4800万元、深セン経由が2億5300万元だった。

 前日の米国株市場は休みだったが、ニューヨークWTI原油先物はサウジ政府高官の発言を手がかりに反発した。これを追い風に、本日の香港株市場では主要指数が小高くスタート。対米ドルでオフショア人民元(CNH)が上昇したことや、大引け後に習近平・国家主席によるダボス会議のスピーチを控えていることなども、投資家心理の改善に寄与した。もっとも、中国のGDP発表やトランプ次期大統領の就任式・演説を今週末に控えて商いは一段と薄くなり、指数の上値は重く、上げ幅は限られた。

 大手投資銀行によるポジティブレポートを受けて、香港に拠点を置く英国系銀行のスタンダードチャータード(02888)が6.89%高、HSBC(00005)が1.58%高。HSBCは大型株だけに、ハンセン指数の上昇に寄与した。また、香港最大の財閥「長江グループ」の傘下上場企業が共同で豪エネルギー・インフラ大手を買収する計画をめぐり、投資銀行が強気見通しのレポートを発表。これを受けて長江地産(01113)が2.21%高でハンセン指数構成銘柄の上昇率1位となった。このほか、原油相場の先高感を支えに石油株が反発。中国石油化工(00386)が2.15%高、中国石油天然気(00857)が1.13%高、中国海洋石油(00883)が0.30%高と、三大石油株が切り返した。さらに旧正月中の旅客輸送の増加を織り込み、三大航空株が上昇。直近の人民元高も支えとなり、中国南方航空(01055)が1.87%高、中国国際航空(00753)が0.57%高、中国東方航空(00670)が0.54%高と買われた。

 一方で金を除く金属相場の調整懸念が燻り、非鉄金属株の一角が低迷。中国有色砿業(01258)が10.71%安、悦達砿業(00629)が7.04%安、新疆新キン砿業(03833)が1.94%安に沈んだ。プラント会社の中石化煉化工程(02386)は前日に業績悪化の決算見通しを明らかにしており、2.39%安と続落。同じくプラント建設大手の中国冶金科工(01618)も1.04%安だった。

 また、資本再編を発表した銘柄が急落。標準資源控股(00091)は増資の割当価格の低さと資金繰りの厳しさなどが嫌気され、45.00%安に沈んだ。藍鼎国際発展(00582)は減資と増資の計画を明らかにし、同じく割当価格の低さや大幅な希薄化などが悪材料視され、29.06%安で引けた。(中国部・畦田)

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