香港株市況

【6月23日の香港市場】

 主要指数はハンセン指数が前日比0.01%安の2万5670.05ポイントと、小幅に4日続落した。一方でH株指数は0.26%高の1万430.04ポイント、レッドチップ指数は0.36%高の4023.24ポイントと、わずかに続伸。メインボードの売買代金は前日比で約16%減少し、概算で658億500万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)は上海経由が売り越しに転じ、売越額は2億9300万元、一方、深セン経由は引き続き買いが多く、買越額は4億4000万元だった。

 週末の香港株市場はやや方向感に乏しく、ハンセン指数は前日終値を挟んでもみ合い、結局小幅安で引けた。H株、レッドチップの両指数は概ねプラス圏で推移したが、上げ幅はわずかだった。前日の米国株市場がまちまちで終わったことや、引き締め気味の中国の金融政策が全体の投資マインドを重くした。一方で米中両国の堅調な景気見通しに加え、前日の国際原油相場の小幅反発や、香港の中国返還20周年を控えた政策期待などが、地合い全体を下支えした。

 主要銘柄の日中値幅は総じて小さく、天然ガスセクターの崑崙能源(00135)がハンセン指数構成銘柄の上昇率1位となる2.95%高。また、川下の都市ガス供給会社は昨日に続いて買いが膨らみ、華潤燃気(01193)が10.30%高、新奥能源(02688)が6.19%高、中国燃気(00384)が5.49%高。中国政府がガス価格に関する新たな指導意見を出したことが材料視された。本土系の大型銀行株が底堅く、招商銀行(03968)が1.08%高、中国工商銀行(01398)が0.97%高、交通銀行(03328)が0.68%高と、指数を下支え。本土系不動産株の一角が値上がりし、万科企業(02202)はA株に連れ高して3.79%高。今年の株主総会で長年経営トップを務めた王石・董事長が勇退する運びとなり、新たな経営陣への期待感が買いにつながった。

 このほか、通信大手の中国聯合網絡通信(香港)(00762)が1.73%高と好調。ネット大手のテンセント(00700)とアリババ・グループなどから巨額の出資を受けるとの報道が材料視されたもようだ。なお、中国聯合網絡通信(香港)は同報道内容を否定している。

 一方でマカオのカジノ株に戻り売りが目立ち、サンズチャイナ(01928)が2.32%安、銀河娯楽(00027)が1.66%安で、ハンセン指数構成銘柄の下落率1~2位。また、大手投資銀行による目標株価の引き下げを受け、自動車セクターが軟調。東風汽車集団(00489)が2.77%安、ブリリアンスチャイナ(01114)が1.52%安、長城汽車(02333)が1.10%安に沈んだ。個別では上海市政府系の上海電気(02727)が1.29%安。米テスラ社が上海市に新工場を建設することで上海市政府と合意したという報道が流れ、テスラ社との事業提携期待が広がったが、同社は現時点で具体的な動きはないとの説明公告を発表。これが売り材料になった。(中国部・畦田)

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