香港株市況

【10月18日の香港市場】

 主要指数は反落。ハンセン指数は前日比0.03%安の2万5454.55ポイント、中国企業指数(旧H株指数)は0.60%安の1万136.76ポイントだった。メインボードの売買代金は前日比で約16%増加し、概算で877億6600万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)は上海経由の買越額が8億800万元に増加。深セン経由の売越額は1億4700万元に減少した(注文ベース:買注文と売約定の差)。

 

 寄り付き前に米国政府が発表した注目の為替報告書では、中国への為替操作国認定が見送られた。もっとも、同じく明らかとなった最新の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録が利上げ継続を示す内容だったことから、外為市場で米ドルの先高観が強まると、本日の人民元レートは大幅に下落。1米ドル=6.94元を超え、17年1月以来の安値を付けた。こうした悪材料が重なるかたちで本日のA株市場は大幅に下落し、香港市場でも中国企業指数が1万ポイント割れを意識する水準まで後退。一方で前日の米国株市場が上昇したことで、ハンセン指数の終値ベースの下げ幅はわずかだった。

 

 国際原油相場の下落と米ドルの先高観を背景に、三大石油株が下落。中国石油化工(00386)が4.27%安、中国海洋石油(00883)が2.01%安、中国石油天然気(00857)が1.48%安で、ハンセン指数の重しになった。燃油高と輸送量減少への警戒感から、海運大手の中遠海運能源運輸(01138)が4.89%安、太平洋航運(02343)が3.33%安、中遠海運控股(01919)が1.04%安。

 

 A株市場の急落を嫌気し、広発証券(01776)が1.91%安、海通証券(06837)が1.68%安など、証券大手が軟調。運用成績の悪化が警戒され、保険大手の太平洋保険(02601)が1.58%安、新華人寿保険(01336)が0.67%安だった。国内市場の低迷長期化が引き続き織り込まれ、ブリリアンスチャイナ(01114)が8.03%安、北京汽車(01958)が6.34%安、東風汽車集団(00489)が3.35%安など、自動車大手が安い。

 

 一方で香港地場系の一角が堅調に推移し、九龍倉置業地産(01997)が2.23%高、太古A(00019)が1.44%高、信和置業(00083)が1.47%高だった。大手投資銀行による買い推奨継続で、マカオカジノ大手のサンズチャイナ(01928)が1.20%高、銀河娯楽(00027)が1.00%高。電力株に買い戻しが入り、華電国際電力(01071)が1.82%高、華能国際電力(00902)が1.73%高、華潤電力控股(00836)が0.91%高だった。(中国部・畦田)

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