香港株市況

【2月27日の香港市場】

 主要指数は小幅に3日続落。ハンセン指数は前日比0.16%安の2万3925.05ポイント、H株指数は0.84%安の1万330.85ポイント、レッドチップ指数は0.43%安の3871.46ポイントだった。メインボードの売買代金は先週末に比べ約7%減少し、概算で744億7700万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)の買越額は、上海経由が14億1300万元、深セン経由が3億4300万元だった。

 先週末の米国株市場ではダウ平均が小幅ながらも11日続伸し、最高値の更新が続いた。米国経済の強気見通しやトランプ政権の経済対策への期待感が根強く、良好な外部環境が週明けの香港株市場でも支援材料になった。もっとも、トランプ大統領の議会演説や米中の経済指標の発表、全国人民代表大会(全人代)の開幕などを控え、市場は様子見やリスク回避のムードが優勢。高値警戒感も続き、全般的に利益確定売りに押され気味の一日になった。前場の主要指数は先週末の終値を挟んだ小動きだったが、後場で小幅ながらもマイナス圏で低迷。下げ幅を広げる上海総合指数の動きが重しになった。

 国際原油相場の下落を受け、中国石油天然気(00857)が1.47%安、中国海洋石油(00883)が1.38%安、中国石油化工(00386)が0.65%安と、三大石油株が軟調。夜の国営ニュース番組で大規模プロジェクトが発表されるとの憶測から先週末に急騰した空運セクターだが、本日は多くが反落。ニュースは習近平・国家主席による北京での新空港建設工事現場の視察を伝えたにとどまり、失望感から、中国東方航空(00670)が3.36%安、中国南方航空(01055)が1.56%安、中国国際航空(00753)が1.47%安など、航空大手が下落した。

 先週堅調だった医薬セクターの一角にも利益確定売りが広がり、麗珠医薬(01513)が4.74%安、復星医薬(02196)が2.89%安、石薬集団(01093)が2.88%安、華潤医薬(03320)が1.62%安。また、当局が一部保険会社の違法行為をめぐり厳しい処分を出したことを受け、保険セクターが下落。新華人寿保険(01336)が1.27%安、中国人寿保険(02628)が1.23%安に沈んだ。

 一方で香港系保険大手のAIA(01299)は2.76%高と買われ、構成銘柄の上昇率1位。先週末に発表した好決算が好材料視された。また、引き続き多くの企業のA株IPO(新規公開)を容認する考えを本土証券当局のトップが発言。これを受けA株IPOを検討中の企業が買われ、広東粤運交通(03399)が7.75%高、鄭州銀行(06196)が6.52%高。国有企業改革への思惑買いが広東省政府系の上場企業にみられ、広東製革(01058)が6.49%高、広南集団(01203)が5.60%高だった。また、自動車用ガラス最大手の福耀ガラス(03606)は2ケタ増収益の好決算を発表して1.70%高。自動車大手のBYD(01211)も速報値で大幅な増収益となり、2.66%高と堅調だった。(中国部・畦田)

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