香港株市況

【4月28日の香港市場】

 主要指数はいずれも小幅安。ハンセン指数は前日比0.33%安の2万4615.13ポイントと、5営業日ぶりに調整した。H株指数は0.40%安の1万219.89ポイント、レッドチップ指数は0.29%安の3941.47ポイントと続落。メインボードの売買代金は前日比で約14%減少し、概算で653億9700万HKドル。4日ぶりに700億HKドルを割り込んだ。「港股通」(本土からの香港株投資)の買越額をみると、上海経由が14億9200万元に減少。一方で深セン経由は3億4800万元に増加した。

 まもなく期限切れを迎える米国政府の暫定予算をめぐり、米国議会での交渉を見守りたいとの思惑から、メーデー連休前の香港株市場は神経質な地合いが続いた。主要指数は概ねマイナス圏での小動きに終始。北朝鮮との「大きな紛争」の可能性にトランプ大統領が言及したことで、朝鮮半島情勢が再び投資家心理を悪くした。それでも、全般的にボラティリティは小さく、好業績・高配当狙いの買いが地合い全体を支えた。
 
 連休前の資金需要や金融当局の政策動向をめぐる不透明感を背景に、上海銀行間貸出金利(SHIBOR)が一段と上昇。本土系の金融・不動産株の悪材料になった。華潤置地(01109)が2.26%安でハンセン指数構成銘柄の下落率1位。招商銀行(03968)は1-3月期で経常収益が減少に転じたことを受け、1.46%安だった。このほか、融創中国(01918)が4.87%安、交通銀行(03328)が0.82%安、万科企業(02202)が0.80%安、中国工商銀行(01398)が0.58%安。大型連休を控え、中国聯合網絡通信(香港)(00762)が海外ローミング料金の大幅引き下げを発表。政府主導の通信料引き下げによる影響が懸念され、1.18%安に沈んだ。ライバルの中国電信(00728)が0.78%安、中国移動(00941)が0.77%安。

 一方、米ハイテク企業の好決算が支援材料になり、ハイテク株の上昇が目立った。スマホ用音響部品メーカーの瑞声科技(02018)が5.35%高で、ハンセン指数構成銘柄の上昇率1位。また、業績改善を織り込み、鉄鋼・非鉄・建材大手が買い戻された。馬鞍山鋼鉄(00323)が4.36%高、鞍鋼(00347)が3.97%高、中国中材(01893)が2.63%高、江西銅業(00358)が1.33%高。個別では傘下企業のスピンオフ上場が間近に迫った中国光大国際(00257)が2.53%高で大引け。スピンオフ上場の公募価格を発表し、思惑買いが広がった。(中国部・畦田)

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