香港株市況

【8月18日の香港市場】

 主要指数は続落した。ハンセン指数は前日比1.08%安の2万7047.57ポイント、H株指数は0.99%安の1万693.65ポイント、レッドチップ指数1.05%安の4210.56ポイント。メインボードの売買代金は前日比で約12%減少し、概算で844億7600万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)は上海経由が6億7100万元、深セン経由が5億7700万元の買い越しだった。

 白人至上主義者への対応をめぐるトランプ米大統領への批判が強まり、政権内の複数の委員会の解散が決定。さらに欧州ではスペイン・バルセロナでテロ事件が発生した。これらの悪材料が嫌気されて前日の米国、欧州の株式市場が急落すると、週末の香港株市場でも主要指数が朝方に下げ幅を広げた。その後は堅調な企業業績などが本日も織り込まれ、ハンセン、H株の両指数は下げ幅を縮小。それでも来週の米韓合同軍事演習を控えて北朝鮮をめぐる地政学リスクは消えず、後場の中盤から再び下げ幅を広げた。その中でもハンセン指数は終値ベースで2万7000ポイントを維持できた。

 パソコン世界最大手の聯想集団(00992)がハンセン指数構成銘柄の下落率1位となる3.38%安に沈んだ。4-6月期が予想外の赤字転落となり、失望売りが膨らんだ。本土系銀行株は昨日に続いて利益確定売りに押され、ハンセン、H株の両指数の下げを主導。中国工商銀行(01398)が2.14%安、中国銀行(03988)が1.78%安、中国建設銀行(00939)が1.66%安と続落した。非鉄セクターも振るわず、最大手の中国アルミ(02600)が2.54%安だった。大幅増益の中間決算を発表したものの、すでに織り込み済みであり、好材料出尽くしの売りに押された。

 他方、増収増益・増配の中間決算を発表した保険大手の平安保険(02318)が1.43%高と続伸し、本日はハンセン指数構成銘柄の上昇率2位。太陽光発電所を運営する協キン新能源(00451)は中間期の好業績見通しを刺激材料に、19.17%高と急騰。親会社の保利協キン能源(03800)にも買いが入り、4.44%高と反発した。国際金相場の上昇を織り込み、招金砿業(01818)が0.93%高、霊宝黄金(03330)が0.62%高と、金鉱株の一角が堅調。個別では香港の航空最大手である国泰航空(00293)が1.69%高で、ハンセン指数構成銘柄の上昇率1位。中間決算は赤字転落だったものの、下期の業績改善の可能性を複数の投資銀行が指摘し、押し目買いが目立った。(中国部・畦田)

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