香港株市況

【8月16日の香港市場】

 主要指数は5日続落。ハンセン指数は前日比0.81%安の2万7100.06ポイント、中国企業指数(旧H株指数)は0.52%安の1万479.68ポイントだった。メインボードの売買代金は前日比で約12%増加し、概算で1245億3500万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)は売り越しが続き、売越額は上海経由が15億2900万元、深セン経由が10億9300万元に拡大した(注文ベース:買注文と売約定の差)。

 トルコ政府による米国製品への制裁関税適用の発表を受け、前日の欧米株式市場は大きく調整。中国IT大手であるテンセント00700)の決算下振れを受けてナスダック総合指数が1%以上下落した。外部環境の悪化を受け、本日の香港株式市場は引き続き売りが先行。ハンセン、中国企業の両指数は大きく下げて寄り付いた。引き続き香港ドルレートが対米ドル安の限度付近で張り付いていることも資本流出懸念につながり、投資家心理を悪くした。それでも通商摩擦回避に向けた米中交渉が今月下旬にも再開するとのニュースが伝わると、地合いは幾分改善。外為市場で人民元高が進んだことも支えとなり、両指数は寄り付きに比べれば下げ幅を縮めて引けた。ハンセン指数は続落したが、終値ベースで2万7000ポイントは維持。
 
 4-6月期の業績悪化などが嫌気され、テンセント00700)が3.03%安でハンセン指数構成銘柄の下落率2位。指数の下げを主導した。代表的なハイテク株であるテンセントの下落が投資マインドを冷やし、紫光科技(00365)が9.44%安、美図公司(01357)が3.81%安、舜宇光学科技(02382)が1.42%安、中芯国際(00981)が1.16%安など、ハイテク関連株が概ね続落した。また、前日急反発した食肉最大手の万洲国際(00288)が反落し、7.45%安でハンセン指数構成銘柄の下落率1位。傘下工場での豚コレラ発生が売り材料になった。同業の雨潤食品(01068)が5.26%安。

 また、三大石油株が下落。原油相場の大幅続落を受け、中国海洋石油(00883)が2.28%安、中国石油化工(00386)が1.90%安、中国石油天然気(00857)が1.03%安で引けた。自動車セクターが引き続き振るわず、ブリリアンスチャイナ(01114)が6.34%安、北京汽車(01958)が4.01%安だった。

 一方で中国のハイテク株でもパソコン最大手の聯想集団(00992)は四半期決算での黒字回復が好感され、3.37%高でハンセン指数構成銘柄の上昇率1位。一部の不動産大手が買い戻され、中国恒大(03333)が7.56%高、碧桂園控股(02007)が2.93%高、万科企業(02202)が0.85%高だった。(中国部・畦田)

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