香港株市況

【3月22日の香港市場】

 主要指数はいずれも下落。ハンセン指数は5日ぶりに反落し、前日比1.10%安の2万4320.41ポイント。H株指数は3日ぶりに大きく反落し、1.75%安の1万456.96ポイントだった。レッドチップ指数も反落し、1.07%安の4003.56ポイント。メインボードの売買代金は前日に比べ約9%増加し、概算で1034億7800万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)の買越額は、上海経由が8億4300万元、深セン経由が5億2700万元だった。

 ニューヨーク市場はダウ平均が大幅に4日続落し、約1カ月ぶりの安値となった。米国の長期金利が低下し、金融株が下落。金融規制緩和や減税策の先行き不透明感も重荷となった。外部環境の悪化を背景に、本日の香港市場は主要指数が低く寄り付き、その後も軟調に推移した。東京市場や上海市場も下落したほか、ダウ平均先物が軟調に推移したことも逆風となった。商いは大きく膨らみ、メインボードの売買代金は3日ぶりに1000億HKドルを超えた。

 ハンセン指数の構成銘柄は幅広く売られた。先日発表した16年12月本決算が大方の予想を下回った恒安国際(01044)が4.83%安となり、2日連続で下落率1位。アナリストが業績予想と目標株価を引き下げたことが嫌気された。時価総額の大きな本土系銀行株も下落し、中国建設銀行(00939)が2.15%安、交通銀行(03328)が1.61%安。中国社会科学院が2017年版の金融ブルーブックを発表し、銀行の業績悪化の予想を明らかにしたことが不安視されたもようだ。

 本土系の保険株も売られ、中国人寿保険(02628)が下落率2位の3.57%安だったほか、平安保険(02318)が2.14%安。中国本土のインターバンク市場で今月20日に貸借取引の債務不履行が発生したと外電が伝え、資金の主な出し手である保険会社への不安が高まったもようだ。原油相場の下落を受け、中国石油天然気(00857)が1.86%安、中国海洋石油(00883)が1.76%安だった。

 本土系不動産デベロッパーが16年12月本決算を発表。6.86%増益だった中国海外発展(00688)はコア利益が大方の予想を下回ったことが嫌気され、1.81%安だった。10.19%増益だった華潤置地(01109)は1.56%安だった。電能実業(00006)は16年12月本決算が予想を下回ったとして、アナリストが目標株価を引き下げたことを受け、1.61%安だった。

 こうしたなか恒基地産(00012)が上昇率1位の1.15%高。期末増配と株式分割(無償交付)を発表したことに加え、香港で農地を多数保有していることを背景に、アナリストが目標株価を引き上げたことを好感した。

 そのほかの銘柄では、華能国際電力(00902)が5.21%安。16年12月本決算が市場予想を下回ったことが売り材料となった。青島ビール(00168)は16年12月本決算の減益見通しを受け、3.53%安だった。一方、金山軟件(03888)は8.59%高。16年12月本決算は赤字に転落したものの、10-12月の業績を評価するアナリストが目標株価を引き上げたことが材料視された。(中国部・千原)

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