日本株マンスリーレポート

マンスリーレポート

'17.5.26  投資調査部

6月の展望

日経平均株価2万円の上抜けは難しい

◆日本企業の乏しい資金使途が目立つ

 東証1部企業の決算発表が終了した。2016年度実績は期初計画とほぼ同様で、2017年度の会社計画は例年通り慎重だった。国内外政策の不透明性などにより、為替前提は1ドル105~110円の円高を想定、設備投資や人件費の増加も見込む予想になった。

 金融を除く東証1部の2016年度末手元流動性(現預金+短期有価証券)は、2015年度末の100兆円から102兆円に微増。一方、株主総還元額(自社買い+配当金)は2015年度の13.3兆円から2016年度は12.8兆円に減少。マイナス金利下でも現預金を積み上げ、株主還元よりも設備投資やM&A等に資金を振り向ける企業は多い。

 6月に日経平均株価で20,000円を大きく上抜けることは難しい。決算発表の通過で業績動向は織り込まれたとみられ、経済イベントだけでは上値を抜きにくい。米国株はトランプ大統領の司法妨害疑惑のなかでも堅調だが、半導体関連など一部のテクノロジー株に偏り業種の広がりはない。上昇相場の持続性は限定的とみる。(5/26田部井)


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(4/26 田部井)          

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