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【1月18日の香港市場】

2019.01.18 17:55

 主要指数は反発。ハンセン指数は前日比1.25%高の2万7090.81ポイント、中国企業指数(旧H株指数)は1.18%高の1万636.97ポイントだった。メインボードの売買代金は昨日に比べ6%減少し、概算で920億2500万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)の買越額は、上海経由が6億9400万元、深セン経由は6億700万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。

 ニューヨーク市場はダウ平均が3日続伸。米国のムニューシン財務長官が対中関税の引き下げ、もしくは撤回を検討していると報道され、米中貿易摩擦の緩和の期待が広がった。もっとも、ライトハイザー通商代表部(USTR)代表が反対しているとも伝わり、上値は限定的だった。こうしたなか、香港市場は主要指数が高く寄り付き、その後も堅調に推移。ハンセン指数は、約1カ月半ぶりに終値で2万7000ポイントを回復した。「港股通」の売買代金がメインボード全体に占める比率は約10%だった。

 ハンセン指数の構成銘柄では、アナリストの投資判断の維持を材料に、スマホ部品大手の舜宇光学科技(02382.HK)が7.66%高でハンセン指数構成銘柄の上昇率1位。同業の瑞声科技(02018.HK)も同4位の5.47%高だった。製薬株が強い。中国生物製薬(01177.HK)が上昇率2位の7.30%高、石薬集団(01093.HK)が同5位の3.80%高。医薬品集中調達の試験プランが予想されたほど厳しい内容ではなかったと、大手投資銀行が指摘したことが追い風となった。18年のVIPカジノ業務が堅調だったことを受け、カジノ株が堅調。銀河娯楽(00027.HK)が3.47%高、サンズチャイナ(01928.HK)が2.24%高だった。

 一方、ディフェンシブな電力株が軟調。華潤電力控股(00836.HK)が下落率1位の2.53%安、中電控股(00002.HK)が下落率4位の0.27%安。その他の銘柄では、小米B(01810.HK)が4.31%高。1株あたり9.7625HKドルで614万株の自社株買いを発表したことを好感された。(中国部・関)
 
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