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【7月20日の香港市場】

2018.07.20 17:56

 主要指数はいずれも上昇。ハンセン指数は4日ぶりに反発し、前日比0.76%高の2万8224.48ポイント。中国企業指数(旧H株指数)は6日ぶりに大幅反発し、1.51%高の1万682.64ポイントだった。メインボードの売買代金は昨日に比べ約30%増加し、概算で1003億3700万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)はいずれも買い越しとなり、買越額は上海経由が22億3300万元、深セン経由が17億7200万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。

 ニューヨーク市場は、米欧の貿易摩擦への警戒感を背景に、ダウ平均が6日ぶりに反落。香港市場の主要指数は小高く寄り付いたものの、人民元安などを背景に、前場は概ねマイナス圏で推移。ハンセン指数は節目の2万8000ポイントを割り込んだ。後場は低く寄り付いたが、上海総合指数が金融株主導で上昇すると、香港市場でも本土系の銀行株などが買われ、主要指数は上げに転じた。後場の中盤まで上げ幅を広げ、その後も高値付近で推移。ハンセン指数は再び2万8000ポイントを回復した。メインボードの売買代金は13日ぶりに節目の1000億HKドルを上回った。本土マネーの動きも活発化し、「港股通」の売買代金がメインボード全体に占める比率は約14%に上った。

 ハンセン指数の構成銘柄では、本土系銀行株の上昇が目立った。中国工商銀行(01398.HK)が上昇率1位の2.77%高だったほか、中国建設銀行(00939.HK)が2.38%高、中国銀行(03988.HK)が1.40%高。金融機関のアセットマネジメント業務について、中国銀行業監督管理委員会(銀監会)が細則を近く発表すると、有力経済紙「21世紀経済報道」がスクープし、これが材料視された。銀行理財商品の最低販売価格の引き下げや上場株式を投資対象に含めることなどが検討されているもようだ。本土系の石油株、保険株なども堅調だった。

 一方、舜宇光学科技(02382.HK)は下落率1位の2.92%安。カメラモジュールの粗利益率の低下を予想するアナリストが目標株価を引き下げ、これが嫌気された。瑞声科技(02018.HK)は下落率2位の1.57%安。iPhoneの音声部品などの販売単価が予想市場に下落していると指摘するアナリストが、投資判断と目標株価を引き下げたことが売り材料視された。このほか、米中両国で事業展開する万洲国際(00288.HK)が売られ、下落率2位の1.57%安だった。(中国部・千原)
 
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