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【2月14日の香港市場】

2018.02.14 18:06

 主要指数は大幅に続伸した。ハンセン指数は前日比2.26%高の3万515.60ポイント、H株指数は2.13%高の1万2260.99ポイント、レッドチップ指数は1.97%高の4440.50ポイント。メインボードの売買代金は昨日に比べ14%減少し、概算で1106億1500万HKドル。なお、旧正月の関係で「港股通」(本土からの香港株投資)が休みに入っており、再開は2月22日を予定している。

 米国景気拡大の観測や主要企業の好決算などが織り込まれ、前日の米国株市場は主要指数が続伸。引き続き外部環境の改善が進み、本日の香港株市場は買い戻す動きが広がった。先週の記録的な急落を経て主要銘柄に値ごろ感が広がるなか、複数のアナリストが押し目買いを推奨したことなども好材料視された。主要指数は順調に上げ幅を広げて高値引け。ハンセン指数は4営業日ぶりに3万ポイントの大台を回復し、上昇率は2016年5月以来の大きさだった。

 旧正月連休明けに期末決算の発表を予定する香港地場銀大手の恒生銀行(00011.HK)が急騰。7.76%高でハンセン指数構成銘柄の上昇率1位になった。アナリストの好業績見通しが好感された。同行を傘下に置く世界金融大手のHSBC(00005.HK)も2.63%高となり、指数の上昇に貢献。本土系銀行株は業績改善見通しに加え、中央銀行による中期流動性ファシリティ(MLF)の実施が伝わり、買い戻された。中国建設銀行(00939.HK)が4.51%高、中国工商銀行(01398.HK)が3.51%高。

 また、米国株でハイテク銘柄の多くが堅調だったことで、香港市場でもテンセント(00700.HK)が2.65%高と続伸し、指数の上げ幅を広げた。スマホ部品大手の舜宇光学科技(02382.HK)は引き続き好決算見通しを材料に、4.45%高。さらに業界再編の進展が期待され、先週調整した石炭大手が買い戻された。信用格付けの引き上げを手がかりに、ヤン州煤業(01171.HK)が9.44%高。最大手の神華能源(01088.HK)は1月の石炭販売量の増加を織り込み、1.63%高だった。景気敏感株の鉄鋼・非鉄セクターも押し目買いが入り、鞍鋼(00347.HK)が4.25%高、洛陽欒川(03993.HK)が3.78%高、中国アルミ(02600.HK)が3.03%高だった。

 一方で製薬株の山東新華製薬(00719.HK)は資産買収の取り止めを発表して3.36%安。自動車大手の北京汽車(01958.HK)は期末決算の大幅減益見通しが響き、1.08%安に沈んだ。 (中国部・畦田)
 
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