内藤証券

マーケット情報

お取扱商品のマーケット情報をご覧いただけます。

中国株ニュース 詳細

【11月14日の香港市場】

2017.11.14 18:09

 主要指数はいずれも下落。ハンセン指数は小反落し、前日比0.10%安の2万9152.12ポイント。H株指数は続落し、0.70%安の1万1601.69ポイント。レッドチップ指数は小幅に3日続落し、0.17%安の4409.44ポイントだった。メインボードの売買代金は昨日に比べ約6%減少し、概算で1082億4100万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)の買越額は上海経由が13億5700万元、深セン経由が11億4300万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。

 ニューヨーク市場はダウ平均が3日ぶりに小反発。外部環境の好転を背景に、香港の主要指数は小高く寄り付いた。しかし、上海総合指数が軟調となったことで、香港市場でも本土系銘柄が売られる展開となった。H株指数は前場の序盤で下げに転じ、その後は軟調な値動きに終始。本日の安値付近で引けた。ハンセン指数は本土系の銘柄が重荷となり、前場の中盤から前日終値を挟んで一進一退。レッドチップ指数は総じて堅調だったものの、取引終了間際に売られ、安値引けした。メインボードの売買代金は昨日に比べ減少したものの、7日連続で1000億HKドル以上を維持。本土マネーの動きも引き続き活発で、「港股通」の売買代金はメインボード全体の13%を占めた。

 ハンセン指数の構成銘柄では、ガソリン在庫の増加を受け、石油株が軟調。中国石油化工(00386.HK)が1.57%安、中国海洋石油(00883.HK)が1.44%安、中国石油天然気(00857.HK)が1.27%安だった。本土系通信株もそろって売られ、中国聯合網絡通信(香港)(00762.HK)が下落率1位の2.29%安だったほか、中国移動(00941.HK)が1.25%安。ハンセン指数から除外されることが決まった国泰航空(00293.HK)は下落率3位の1.96%安。昨日の上昇率2位だった瑞声科技(02018.HK)は反落し、本日は下落率2位の2.28%安。このほか本土系金融株の下げが目立った。

 一方、吉利汽車(00175.HK)が上昇率1位の6.41%高。親会社が空飛ぶ自動車(空陸両用飛行機)を製造する米テラフージアを買収する計画が米当局に承認され、これが材料視された。2019年にも米国で量産に入り、2025年をめどに垂直離着陸の空飛ぶ自動車の生産を目指すという。AIA(01299.HK)は続伸し、0.91%高。中国政府が外国保険会社に対する出資比率規制の緩和に向けたスケジュールを明らかにしたことが、引き続き材料視された。このほかでは、香港系や本土系の不動産株の上昇が目立った。(中国部・千原)
 
ツイート

一覧へ戻る

外国株式のリスク
外国株式等は、株価(価格)の変動等により損失が生じるおそれがあります。また、為替相場の変動等により損失(為替差損)が生じるおそれがあります。上場投資信託(ETF)は連動対象となっている指数や指標等の変動等や発行体となる金融機関の信用力悪化等、上場不動産投資信託証券(REIT)は運用不動産の価格や収益力の変動等により、損失が生じるおそれがあります。
外国株式取引の手数料について
外国株式取引の手数料はお客様の取引形態により違いがあるため、投資にかかる手数料についてはこちらをご確認ください。
外国株式取引は、クーリング・オフの対象にはなりません。
中国株の株価・企業情報などについて
株価情報の提供元や表示内容、表示方法のご説明、また配当情報の注意点などを記載しています。
詳しくは中国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。
米国株の株価・企業情報などについて
株価情報の提供元や表示内容などを記載しています。
詳しくは米国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。