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【9月13日の香港市場】

2017.09.13 18:16

 主要指数はそろって小幅に反落した。ハンセン指数は前日比0.27%安の2万7894.08ポイント、H株指数は0.48%安の1万1187.07ポイントと4営業日ぶりに調整。レッドチップ指数は5日ぶりに下落し、0.09%安の4345.63ポイントだった。メインボードの売買代金は前日とほぼ変わらず、概算で894億8900万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)の買越額は上海経由が10億5700万元、深セン経由が12億4100万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。

 本日の香港株市場は主要指数が朝方に下げると、その後は下げ幅を縮めたものの、終日軟調に推移。いずれも小幅安で取引を終えた。外為市場で米ドル高・人民元安が進んだほか、北朝鮮情勢への不透明感などが重なり、高値圏にあった香港株は利益確定売りに押された。一方で北朝鮮をめぐる過度の地政学リスクは後退しており、米国の税制改革への期待感も広がって前日の米国株市場はダウ平均が再び過去最高値を更新。外部環境の一定の改善が香港株の下値を支えた。

 中国工商銀行(01398.HK)が1.36%安、中国人寿保険(02628.HK)が1.22%安、中国建設銀行(00939.HK)が1.03%安など、本土系金融株が概ねさえず、指数の足を引っ張った。中国政府がバイオエタノール燃料の普及に向けた政策を発表。これによる将来的なガソリン燃料需要の減少が警戒され、延長石油国際(00346.HK)が1.36%安、中国石油化工(00386.HK)が1.15%安、中国石油天然気(00857.HK)が0.59%安など、石油セクターが軟調だった。データ通信料の値下げ競争が懸念され、中国電信(00728.HK)が2.46%安、中国聯合網絡通信(香港)(00762.HK)が1.59%安、中国移動(00941.HK)が0.54%安と、三大通信株がそろって軟調。人民元安と原油高を受け、中国国際航空(00753.HK)が2.30%安、中国南方航空(01055.HK)が2.22%安、中国東方航空(00670.HK)が1.40%安と、三大航空株も調整した。

 一方で米アップル社の新型iPhone発表会を経て、スマホ関連の銘柄が堅調。アップル社に部品を納入する瑞声科技(02018.HK)が1.29%高と買われ、舜宇光学科技(02382.HK)が4.37%高、BYD電子(00285.HK)が1.16%高で引けた。カジノ収益の増加傾向が織り込まれ、銀河娯楽(00027.HK)が2.40%高、サンズチャイナ(01928.HK)が1.88%高で、ハンセン指数構成銘柄の上昇率1~2位。また、建材セクターが好調だった。先ごろ株式交換による合併計画を明らかにした中国建材(03323.HK)と中国中材(01893.HK)はそれぞれ12.52%高、11.62%高と急騰。セメント大手の北京金隅(02009.HK)が5.73%高だった。販売価格の上昇を織り込むかたちで製紙セクターが買い進まれ、陽光紙業(02002.HK)が8.20%高、山東晨鳴紙業'H'(01812.HK)が7.32%高だった。(中国部・畦田)
 
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