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【2月23日の香港市場】

2017.02.23 18:17

 主要指数はそろって反落。ハンセン指数は前日比0.35%安の2万4114.86ポイント、H株指数は0.15%安の1万521.53ポイント、レッドチップ指数は0.61%安の3906.88ポイントだった。メインボードの売買代金は前日に比べ約12%減少し、概算で818億3600万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)の買越額は、上海経由が26億700万元、深セン経由が4億7800万元だった。

 ニューヨーク市場はダウ平均が9日続伸。朝方は利益確定売りが先行したものの、企業業績や住宅指標を手がかりに上げに転じ、9日連続で過去最高値を更新した。外部環境は良好だったものの、高値警戒感を背景に、本日の香港市場は主要指数が小安く寄り付いた。朝方は上げに転じる場面もあったが、中国本土系の銘柄を中心に売られ、その後はマイナス圏で推移。上海総合指数が軟調だったことが影響したもようだ。売買代金は前日に比べ減少したものの、2月上旬に比べ高水準を維持。「港股通」(本土からの香港株投資)を通じた売買代金は、メインボード全体の約11%に上った。

 ハンセン指数の構成銘柄では、昨日の上昇率4位だった新世界発展(00017.HK)が続伸し、本日は同1位の3.27%高。昨日発表した16年12月中間決算に対するポジティブな評価が多く、これが買い材料となった。マカオのカジノ株がそろって上昇し、銀河娯楽(00027.HK)が上昇率2位の1.93%高、サンズチャイナ(01928.HK)が同4位の1.41%高。1月にマカオを訪問した旅行者が前年同月比で17.6%増となり、うち宿泊者が18.9%増だったことが材料視された。

 11.43%減益の16年12月中間決算を発表した信和置業(00083.HK)は、上昇率3位の1.69%高。割安感やネットキャッシュフローの増加期待を背景に、アナリストが投資判断と目標株価を引き上げたことを好感した。その他の香港系不動産株も堅調だった。

 HSBC(00005.HK)は反発し、0.37%高。本日が配当の権利落ち日だったことに加え、ロンドン市場で自社株買いを実施したことなどが手がかりとなった。

 一方、原油相場の下落を嫌気し、本土系石油株が軟調。中国石油天然気(00857.HK)が下落率2位の1.61%安だったほか、中国石油化工(00386.HK)が0.48%安、中国海洋石油(00883.HK)が0.42%安。聯想集団(00992.HK)は1.06%安。データセンター事業の赤字継続を予想するアナリストが、投資判断と目標株価を引き下げたことを嫌気した。昨日は大幅高だった本土系不動産株は利益確定売りに押され、そろって反落した。

 そのほかの銘柄では、中国信達資産管理(01359.HK)が5.72%高。同社が保有するコモディティ関連のデット・エクイティ・スワップ(DES)資産や不動産の値上がりを予想するアナリストが、買い推奨したことを好感した。国美電器控股(00493.HK)は2.80%高。16年12月本決算が大幅な減益となる見通しを発表したものの、業績悪化の原因となった戦略転換を期待する買いが入った。(中国部・千原)

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